ぴのこさん 30000 rui × tukushi ***
* 一番したから、司バージョンにいけます *
「ねぇ。なんでさ、あんたってそーなのよ?」
そーなのよ?って言われても・・・・・・
公園のベンチで、缶コーヒー片手に怒られてるあたし。
あぁ、でも類のこれ
きっとすごく怒ってる。
類との付き合いもだいぶ長くなってきて
本気で怒ってる時と、そうでないときの見分けが付くようになってきた。
・・・・・・本気で怒ってる時は
あたしから、視線を逸らさない。
キレイな薄いグリーンの瞳は、惜しげもなくあたしに向けられてて。
しかも、いつもとは全然違う強い光を放っていて。
あたしを一瞬で黙らせる。
「・・・・・・ごめん」
すっかり生温くなってしまった、缶コーヒーをどうすることもできなくて
飲み口をゆっくりとなぞっていた。
「あんたさ、男が本気出すとあんたみたいな女無理やりにでも抱けるって、気づいてないでしょ」
あたしが悪いんだけどさ、類の一言にカチンとくる。
「あんたみたいな女、ってどーゆー意味?!」
「・・・・・・そーゆー意味だよ。隙がありすぎるオンナ」
・・・・・・。
仕事上の付き合いで、上司の人と食事して
その帰り、ホテルに連れ込まれそうになった。
ホテル前でもめてるとこを、通りがかりの男の人に助けてもらって。
・・・・・・それがなんと美作さんで。
あっさりと、類の耳に入ってしまって。
今の、この事態。
はぁ。
「・・・・・・隙なんか、ないよ」
そう口にした瞬間、顎を掴まれて口唇に柔らかいものが乱暴に触れた。
!!!!
まだ、あたしの顎をしっかりと掴んだまま類が言う。
「コレでもないって言えるの?」
恥ずかしくて、頬が染まる。
いくら夜の公園といっても、人通りがまだ、ある。
しかも、前を通るおじさんと思いっきり視線が合ってしまった。
そのまま、手を引かれてベンチの後ろ
芝生が敷き詰められている、広めのスペースへと連れて行かれた。
「ここで、あんたを抱くこともできるよ?」
口では、こんなこと言ってても本気にしてなかったあたし。
視線を逸らしたあたしは、どうやら類の機嫌をよりいっそう損ねてしまったようで。
無理やり押し倒されると、あっという間に下着を下ろされた。
「ちょ、ちょっと!!類、やめてっ」
大き目の声で抵抗を示したあたしに、類の眉間に皺がよる。
キレイな指があたしの口元を覆って・・・・・・
あっさりと、声をさえぎられる。
「んーーーーっ。んーーーーーっ」
じたばたと暴れるあたしの体を、自分の体重を掛けて押さえ込む類。
なんだか、少し怖くなって暴れるのをやめた。
『ここで、あんたを抱くこともできるよ?』
類、本気なんだ。
そう思ったときには、遅すぎて。
いつもは柔らかくて、蕩けそうな愛撫が今は、すごく乱暴で怖い。
無理やりに入ってくる類の指は、強引にあたしの中でうごめいていて。
それは、けして心地よさを生まない行為で
何も伝わることのない
何も伝えることのない
欲望だけの、行為のような気がして
なんだか、泣けてきた。
「こんな・・・・・・モノみたいに扱われて、いやでしょ?」
耳元で囁かれた言葉に、涙がこめかみへと流れ落ちた。
「俺以外・・・・・・牧野のこと、抱ける男なんていないんだから・・・・・・」
流れ落ちる涙をそのままに、あたしは類の首に腕を回した。
ゆっくりと、類が体を起こしてくれて。
それでも、なかなか涙が止まらなくて。
「怖がらせちゃった?ごめん」
類の言葉に答えるように、そっと類の胸に頬をつけた。
「・・・・・・正直、やきもちもある」
度惑い気味の口調に
視線だけを類に向けると、怒ったような、照れたような顔・・・・・・
「・・・俺以外に、触らせないでよ」
あー、何言ってんだろう、って口元を覆いながら夜空を見上げる類。
なんだか、嬉しくて。
そのまま、類を押し倒してみた。
おしまい
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