いつもの日曜日。
 しかし、いつもと違う日曜日。
 
 

 「ねえ絵夢、今日おにいちゃまがお部屋にいるって知ってる?」

 右隣に座る絵夢を横目で見る芽夢。

 「知ってる。昨日遅くに帰って来たのを見たわ」

 左隣に座る芽夢を、同じように横目で見る絵夢。
 お手伝いさんに髪を結ってもらいながら、話をする二人。

 「・・・おにいちゃまを起こしにいきましょうか?」
 
 「行きましょう。芽夢、おにいちゃまに抱っこしてもらいたいわ」

 「絵夢も抱っこしてもらいたいわ」

 「芽夢が先よ」

 「絵夢が先」

 「じゃあ競争ね」

 「負けないからっ」

 「ハイ、結び終わりましたよ」

 『ありがとう』

 声をそろえてお礼を言うなり、二人はあきらの部屋を目指して走り出す。
 このあと、自分に起こることなど微塵も知らないあきらは、昨夜の情事を夢に見ながら 
すやすやと眠っているのだった・・・・・




 おにいちゃまは、絵夢と芽夢の大好きな人
 優しくて、かっこよくて、いつでも絵夢と芽夢のことを考えてくれるの


 もう少し待っててね、おにいちゃま

 早く大きくなって、絵夢と芽夢がおにいちゃまのお嫁さんになってあげるからね






                      *********fin*********

ポンちゃんのHPに同じく
あきらと双子ちゃんのお話があります。
このおはなしのつづき?!
にもとれるお話ですよ〜。
必見!!ですよ〜。

くまちゃんをクリックしてね。

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美作家のちいさなレディ
   絵夢、芽夢

作:ポンさま