SKY GARDEN




after Scene2   rui × tukushi ***







それは、まるで伝染するかのような震え。



ぎゅっと閉じられた瞼に、ゆっくりと背中に回された腕。



優しく口唇を割って押し入れた俺の舌は、牧野の口内をゆっくりとだけど確実に熱くして。
そっと絡ませられた舌に、胸の奥が甘く締め付けられる。




きっと、牧野が想っているのは司だけど。
きっと、これからも牧野は司を想うけど。




それは、俺も変わらなくて。




俺も牧野が好きで。
これからも、ずっと牧野が好きで。





牧野の想いが変わらないように、俺も変わらないよ。




そっと、Tシャツを捲り上げると牧野のほんの少しの抵抗が俺を遮る。



けど、牧野。
ごめん、俺もう止められないよ。



キスで誤魔化しながら、ゆっくりと牧野の両腕を頭の上へと導く。
ギシリと固めのベットが鳴る。



まだ、日が上がっている空からは、容赦なく明かりが差し込んできて。
まるでこれからする行為を、神様に咎められてるみたいだった。



光を受け止める白い腕が瞳の奥に焼きつくようだ。
それを誤魔化すように、少しきつめに牧野の両手首を押さえ込むと、そのままTシャツの裾から入れた手で下着を押し上げた。



「は、花沢類ッ!!」



牧野の口調は、ちょっと困ったような響きも含められていて・・・
慌てたように起き上がろうとした牧野の両手首を、さっきよりも強い力で押さえつけた。
そして
柔らかい胸にゆっくりと掌を重ねる。
ふわりと暖かさに包まれる掌。それが微かに震えている。


はじめは牧野の心臓のせいだと思ったけど・・・どうやら自分の手が震えてることに気付くまでにそう時間はかからなかった。


そしてそれを隠すかのように、指に当たる胸の先端をゆっくりと擦りつける。


「んっ」
「今さら・・・・・・やだ、なんて言わないでよね」




そう、今さらやめれないんだ。
手が震えてたって。
牧野が嫌がったって。
俺だって、あんたのこと好きなんだ。







この、胸の奥に燻っている甘い痛みの逃し方を



知らないんだ。








教えて、牧野。












擦りつけ過ぎて、硬くなり始めたそれをゆっくりと口内に含む。
けれど、その行為は牧野の上気していた頬を、よりいっそう赤くすることになって。



声を零すことを堪えている牧野によりいっそうの色っぽさをプラスする。




顔を左右に振っているのは、快感を逃すため?
それとも・・・感じるのは司に悪いとでも・・・・・・思ってるの?




太腿を彷徨っていた掌を移動させ、ショーツの上から指を這わせると、そこにはしっとりとしたものが感じられて。
俺は、自分が拒否されてたワケじゃないことをに喜びを感じる。




ゆっくりと指を行き来すると、腰が震えるのがわかった。
それでいて、俺の指を拒むかのようにクロスされる脚。




俺は、牧野の脚の間に自分の膝を割りいれた。




そして、今まではショーツの上からだった指を
ショーツの間より差し込むと、ゆっくりと今までしていたように指を動かした。




「やっ、はな・・・ざ・・・わ・・・るい・・・」
「なに・・・?まきの・・・」




たっぷりと甘さを含んだ声に、俺も声が上擦る。
少しずつ牧野の中に埋め込んだ指はとてもきつくて。


そんなことにも興奮してる俺。





別に司の代わりでいい。




俺は何にだってなれるよ。
何だって言ってあげるよ。
牧野がそれを望むなら。





ショーツを下ろして、それを足首から抜く。
その頃には、もう両手首の錘なんかは要らなくなってて。




脚をそっと広げると、すっかりと俺の指を受け入れてるそこを舌で触れた。



「あっん・・・はっ・・・・・・」



指を差し込んだまま、這わされる舌に牧野の声が一際高くなった。
そんな声がもっと聞きたくて。
指を動かすと、牧野が再び高く鳴く。



しっとりと汗ばんだ肌に映る陽は、もう大分オレンジ色を混ぜてきていて。
その分、部屋の温度が上がっている気がする。
そんな中、いやらしい水音が響いて。
それがやけに俺を追い詰めている。



「やぁ・・・ん、ひゃっ、あっ、は・・・なざわ・・・るい・・・あ、あたし・・・もう・・・・・・おかしく・・・なっちゃうよ」



俺にされるがままの牧野が、悲鳴に近い声を上げた。
そんな声すら、愛しい。
全てを俺に預けてくれてる牧野の何もかもが愛しくて。
何十分そうしていたのか・・・。



牧野の心地いい声にあまりにも夢中になってしまって・・・
いつのまにか、牧野を瀬戸際まで追い詰めてしまったようだ。



俺はゆっくり頷くと、牧野の汗で張り付いている前髪を梳いてキスを一つ。


「ん。俺も・・・入れたい」


そっと今まで指を収めていた場所に自分自身をあてがうと、ゆっくりと腰を沈めた。



全てを飲み込む瞬間、牧野が深く息をつく。
それに合わせて、俺も気付かれないようにそっと息を吐いた。

すんなりと入ったわりには、牧野の中はとてもきつくて。
気を抜くと、あっさりと達してしまいそうだったから。



しばらく、牧野の中でじっとしていると牧野の腕が背中に回る。
それはまるで、さっきしたキスの時みたいに。



牧野のそんな何気ない行為が、俺を受け止めてくれてるようで。
なんだか、涙がでた。



頬を濡らす涙はこめかみから落ちる汗と一緒になって、牧野の胸元にいくつもの水玉を作る。
それが一つになって、大きな水玉になればいい。そんなことを考えながら腰を動かす。

そうしたら、俺はこの胸の奥でチクチクと痛んでいる何かをここに零しに来るよ。
俺の涙や汗、そしてこのわけのわからない感情。
全てを混ぜ合わせたものは、きっと自分でも知らない正直な自分。





「花沢・・類・・・・・・」



俺の涙は見えてないはずなのに、ゆっくりと頭を撫でられる。
そして、優しくそっと抱きしめられた。








やっぱり、胸の奥が痛いよ、牧野。
















「アッ・・・は・・・んっ・・・んっ」



牧野の声と、俺の息を吐く短い呼吸の音が重なる。



少しづつ早まる律動に、牧野の締め付ける力もすごくなってきた。
それに負けずと、力強く腰を打ち付けていると牧野が喉を逸らした。



「る・・い・・・っ、もう、だめっ」




「ん、いいよ・・・」




正直俺も限界が近くて。
そのまま、深く、強く腰を沈めるのを数回続けると牧野は、くったりと動かなくなった。




俺は、牧野の白すぎる腕にキスを零しながら
そのまま牧野の中に、想いを零した。
















牧野は、俺よりも司のことを愛している。
そんなことは分かってる。




けど、あの日。
あの時。
あの瞬間だけは




俺の全部を受け止めてくれて。

俺は、確かに彼女に愛されていた────、そう思うんだ。






おしまい











■■■■■アトガキ■■■■■

ああーー!!
類くん、避妊避妊!

・・・・・・。

あ〜ぁ。

ってな感じですね、これ(爆)
おまけに何を訴えたいのかよくわかんないし。
↑あ、これはいつものことか。てへ☆

特につくしをいい加減な女の子に書きたかったわけじゃなくて、きっとこうなった事はつくしの中にもいろいろあるんだと思います。
それに、コレをきっかけに類とつくしがどうなる、ってわけでもないし。

あぁ、尚更わけわかんねー。
書いてる本人もわかってないのに、読んでくれてる人もわかんないよね。
ごめんね。

つくしを抱いたことで、類の中でも何かが(いい方向に)変わればいいかなー、と。
ずーっと片想いを引きずってゆくのは、つらいっす。

ということで(←ということで、の使い方間違ってる・爆)キリリク(31884・さいばばよー!)80%ほどできました。
残り20%がんばります(汗)

2004、8,28    momota



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