プレゼント rui × tukushi ***
「牧野、これ」
ほら、とシンプルな紙袋を渡される。
「?」
類の手から受け取りながら首を傾げる。
なに?これ。
なんか貸してたかな?
紙袋は、柔らかく布状の物が入ってるみたい。
そのまま、がさりと袋を開いた。
!!!!
声にならない驚きが駆け巡る。
それが落ち着くと今度は疑問が駆け巡る。
なぜ、コレを類があたしに渡したか、ってこと。
類の顔と袋の中身を交互に見るけど・・・・・・
謎はどんどん深まるばかりで・・・・・・
え、えーと。どういう反応をしたらいいのかしら?
あたしがあたふたしているのに気づいたのか、類が不思議そうな顔で覗き込んできた。
「なに?どした?何が入ってたの?」
どした、ってあんた・・・・・・
類がコレ・・・・・・
え?もしかして類も中身を知らなかったってこと?
類は、あたしの手から紙袋を取ると、中身をあたし達が座っているベットの上に広げた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
しばらくの沈黙。
類も、いろいろ考えてるんだろうな。
めずらしく、考え込んでるもん。
「ねぇ」
思いがけず声を掛けられ、体がこわばる。
「な、なに?」
無理やり笑ってみるけど、引きつってるんだろうなぁ・・・・・・
「牧野・・・・・・セーラー服着たかったの?」
「ち、ちちちがうわよっ」
そう。
袋の中身はセーラー服。
ベットの上には、セーラー服が広げられているのだ。
ご丁寧に、ルーズソックス付き。
「だって、総二郎がコレ、プレゼントだって・・・」
西門〜〜〜〜っ。
「あたしなんにも言ってないよ。なんでセーラー服なんか・・・・・・」
こっちだって、いきなりこんなもの渡されてパニックなのだ。
「ふぅ〜ん。でも、ま、せっかくだから牧野着てみれば?」
「・・・はい?」
「英徳はブレザーだったでしょ?セーラー服なんて着たことないんじゃないの?」
「い、いや、中学の時、セーラー服だったから」
「あ、そうなの?でも、俺、牧野のセーラー服姿みたいかも」
そう言って、セーラー服を渡される。
にっこりと微笑む天使のような笑顔。
こ、こんなときにそんな笑顔、ズルイ〜っ。
あぁ、もう、どうにでもなれ、と類の手からセーラー服を奪い取ると
類を部屋から追い出した。
────10分後
「い、いいよ」
扉の外で待っているであろう類に声を掛ける。
あぁ、23にもなってセーラー服着るなんてっ。
誰にも見せられないっ。
いつまでたっても、返事がないことを不審に思ったあたしは、恐る恐る扉を開けた。
少しの隙間から正面の廊下を覗く。
あ、あれ?いない・・・
部屋からこっそり1歩を踏み出すと
壁に寄りかかる類。
「う、うわぁ、びっくりしたーっ」
驚いて棒立ちになるあたしをみて、類が笑う。
「似合う」
・・・・・・。
褒められても、ちっとも嬉しくないよ。
「もう、いいでしょ?脱ぐよ?」
ため息を付きながらドアを閉めようとした時、類の手が伸びてきてドアを押さえられた。
「・・・靴下」
「は?」
「靴下は・・・?」
「・・・・・・履けと?」
「もちろん」
「もう、勘弁してよ。あたし、今だって死にそうなくらい恥ずかしいんだけど」
「いいじゃん、ここまできたんだから」
はぁ。
なんだかやけにノリがいいのは、気のせいですか?
背中を押されながら、部屋に戻される。
「履かしてあげるよ」
類はそう言うと、紙袋の中からルーズソックス取り出す。
そしてベットに腰掛けるあたしの足元にしゃがみこんだ。
つま先から、ゆっくりと白い靴下が上昇する。
類のキレイな指か微かに触れたり触れなかったり。
その感覚にゾクリとする。
な、なんか妙にやらしいんですけど。
鼓動が大きくなるのを、笑い声でごまかした。
「あはは、ハイ。完成。これでいいでしょ?」
あたしは、その場で立ち上がってクルリと一周回ると類に向かって無理やり笑顔を作った。
「うん。満足」
「じゃ、脱ぐからまた出てて?」
「・・・・・・」
「類?」
あたしをじっと見つめる類の視線。
その視線が、ゆっくりとあたしの上から下までを移動する。
鼓動が早くなるのと、顔がこわばるのが一緒で・・・・・・
緊張が走る。
「セーラー服って・・・なんかやらしいよね」
!!!
そう類が口にした瞬間、あたしの中でさっきのゾクリとした感覚が甦る。
少しづつ近づく類に、あたしは一歩も動くことができなくて。
ゆっくりと口唇に触れる、類の指。
その指が、顎に移ると少し引かれる。
わずかに開く、唇。
そこに、類の口唇がゆっくりと重なる。
いつものキスと同じなのに。
何かが違う感覚。
柔らかく口唇を噛まれると、それだけで潤う場所がある。
な、なんか
自分で自分を抑えきれないよ・・・・・・
ゆっくりとやってくる熱さと、眩暈。
類の指が、セーラー服のスカーフを優しく解いた。
脇の下にある、ファスナーをゆっくりと下ろす。
そのまま、わき腹から探るように上昇する指はいつの間にか胸元にまできていて
そっと胸の先端に触れる指先が、そのまま甘い痺れを呼ぶ。
その間も、類の口唇はあたしを自由にはしてくれなくて。
何度も角度を変えながら触れるそれは、いつも以上の熱さを伴ってあたしの体を支配する。
優しく、ベットに押し倒されると
類はあたしの真上で、子供のように微笑む。
「・・・なんか、総二郎の思うツボだったりして」
あぁ、そうだろうな、なんてことを思いながら
あたしは、類の腰に腕を回す。
類は、スカートをたくし上げると下着をゆっくりと下ろす。
もうすっかり、潤いきっているその場所は類に触れられるのが恥ずかしいくらいで。
それでも、触れて欲しくて。
じらすように、あたしの脚を彷徨っていた指がそこに触れたときは思わず声を上げてしまった。
「んっ」
「・・・すごい」
そんな言葉にさえ、溢れてしまう。
類の指が優しくあたしの中で動くたびに声が漏れる。
声を上げるのを楽しんでいるかのように動く指は、徐々に速さを増していって・・・
声と共に、濡れた音が響く中あたしは軽く1回目の絶頂を迎えていた。
制服を着たままの行為に、少し興奮しているのかも知れない・・・
類も、あたしの絶頂を見届けると
すぐに体を重ねてきて、自分自身を押し込む。
それはいつものようではなく、少し乱暴気味だったけど
軽く達していたあたしは、すぐに飲み込んでしまう。
それに、それはあたしの待ち望んでいたもの。
「あ・・・ッ・・・」
「・・・平気?」
恥ずかしいと思えば思うほど、溢れ出るものに終わりはなくて。
いつもと違う興奮を類自身も、分かっているのだろうか・・・・・
少し強引にあたしの体を開かせると思い切り、何度も腰を打ち付ける。
類が動くたびにルーズソックスがだらしなく下がる足元が見え隠れする。
それがやけにいやらしく目に写る。
今の、あたしの格好を頭に描くとそれだけでなぜか熱くなる自分と
覚めた感覚で見る自分がいて・・・・・・
あぁ、制服皺になっちゃうかも。
もっと深くまで突いて欲しい。
同時にこんなことを考えていると、不意に体を起こされる。
けど、それは繋がったままだったのであたしは思わず声を上げた。
「ひゃっ」
類に抱き起こされる形になったまま、再び律動を始める類に
制服の皺のことなんかすっかり消えうせてしまって。
類にしがみつきながら、次々と飲み込まれそうな快感の波に耐えるのが精一杯。
思わずのけぞるあたしの喉元を
類の舌が胸元から上昇する。
それが顎まで来たときに、あたしは2回目の絶頂を迎えた。
それでも、類の動きは止まらない。
もう、体に力が入らなくて類に身を任せることしかできない。
「あ・・・あ・・・るい・・・っ」
「牧野・・・・・・何回・・・イッた?」
分かってるくせに。
涙目で、睨むけど・・・
って自分では睨んでるつもりなんだけど・・・
そうは見えないだろうな・・・
「教えてよ」
意地悪く微笑む顔にあたしは悔しくて、耳たぶを噛む。
「・・・くっ」
こめかみから汗が滴るのが見えた。
あたしのなかで大きさを増す類に、少しだけ優越感。
ってあたしも、ヘロヘロなんだけど。
と、今度はその仕返しか動きを早めた類。
その動きと共に再び訪れる波。
その波は、今までよりもだいぶ大きくて。
少し、怖い。
「もう・・・グチャグチャだよ・・・あたし・・・」
目尻から零れる涙。
それは汗と一緒になって類の肩に落ちる。
「俺も・・・牧野んなかで・・・蕩けそうだよ」
そういうと、あたしのお尻に回していた類の手に力が篭る。
「・・・くっ・・・・・・いい?」
顔をしかめる類。
あたしは何度か頷くと、そのまま類の首に回した腕に力を込めた。
いっそう早まる律動の中、一際深く突かれた瞬間
あたしは叫び声と共に、そのまま意識だけをフワフワと漂わせる。
かすかに残る意識の糸に、類のため息にも似た声と体から力が抜けるのを感じた。
なんか・・・
ちょっと恥ずかしいんですけど。
だいぶ落ち着いてきて、ふと我に返ると
今の自分の格好がえらく、恥ずかしい。
だらしなくよれるスカーフ。
ベットの下に落ちているあたしの下着。
いつの間にか、ルーズソックスは片方脱げている。
スカートに至っては、案の定しわだらけだ。
こそこそと、起き上がると
後ろから伸びてきた腕で再びベットに倒れこまされる。
「なんか・・・よかったよね・・・」
しみじみ言うな!
しみじみ!!
赤くなる顔をどうしようかと、悩んでいると
下着を着けていない、いまだ潤いを残すそこに再び類の指が這う。
急に進入したかと思うと、あっさりと引き抜かれ。
今度はゆっくりと、進入される。
そんなことを繰り返されるうちに、再び湧き上がる欲求。
「もう・・・や・・・だめ・・・」
類の手を押し返しながら呟く。
「・・・・・・今度は、全部脱いじゃって、しよ?」
「・・・もう、ダメ・・・だよ。あたしおかしくなっちゃうから」
って言ってるそばから、押し返された手でスカートのファスナー下げてるしっ。
一応は抵抗してみるけど、それはあっさりとかわされて。
も〜っ!!
類!!
「俺なんて、もうとっくにおかしくなってるよ?」
も〜!も〜!!
そんなセリフずるいっ!!
甘い言葉と、巧みな指の動きで
あたしは再び意識を手放すことになる───
翌日
1つの疑問があたし達を取り巻く。
これって、誰の制服?
そして
誰に対しての、プレゼント?
おしまい
■■■■■アトガキ■■■■■
お久しぶりです。
お久しぶりすぎて・・・忘れられてしまっているのでは?と心配ですが(苦笑)
エロ、リハビリ中です。リハビリ中のくせに・・・コスプレ?(ゴホゴホ)
ま、まぁ細かいことは置いといて、って全然細かくないっつーの(笑)
話のメインだっつーの(爆)
セーラー服、着せちゃいました(てへ)
↑
開き直ったらしい。
たまにはね、うん。こーゆーのもOK?かなーって。
ナース服よりは、よかったでしょ?(笑)
しかし、ルーズソックスにこだわる、ルイルイ。
ちょっと、スキです(笑)
2003,11,17 momota
|
→text →nijitop →nijiotonatop
|