SKY GARDEN




after 66666   tukasaka × tukushi ***







ぽたりと頬に落ちた汗に、あたしはゆっくりと瞼を上げた。
そしてもう一度ゆっくりと瞼を閉じると、今までやけに力を込めて瞼を下ろしてたことに気づく。

それは、司の優しい愛撫によって引き起こされたものなのだけど。
とうの本人は、そんなことお構い無しに愛撫を深めるのでますます、瞼に力がこもる。


頬の火照りと、引きつる感覚。
何度も、瞼を開いたり閉じたりしてみる。


引きつる感覚に違和感を覚えつつも、司が与えてくれる快楽に体中の感覚が支配され始める。




そんなあたしに気づいて、司がゆっくりと動かしていた腰を止めた。




「どした?」
「ううん、なんでもない」



まさか、あまりにも心地よくて意識の糸を手放してしまわないようにしてた、なんて言えるはずもなく。
続きを促すように、司の腰に腕を回した。
それを合図のように、再び律動を始める司。



思わず漏れそうになる声を、唇をかんで堪える。
そんなあたしの様子を見て、司が苦笑した。



「・・・お前、いっつも声、ださねーのな」
「・・・・・・だ・・・って・・・恥ずかしい・・・もん」



そっと頬に触れる、司の指。



「俺的には、お前の口唇から洩れる息のほうがそそられるんだけどな」



ニヤリと笑みを零しながら、そっと指を移動させる。
司のキレイな指はゆっくりとあたしの口唇までたどり着いて。
ゆっくりとあたしの口唇を押し開き侵入する。



それは必然的にあたしの舌に絡みつき
こちらはその気がなくても、細い指を舌で絡め取る結果になってしまう。



「・・・は・・・あっ・・・」

「・・・それだよ」



思わず洩れた声。
息苦しさと、司の行為に対しての結果。
たしかに、妙に色っぽい息が洩れる。

司の瞳にいじわるそうな光が揺らぐのが見えた。

けれど恥ずかしいという感情さえ、あっさりと流される。
そんなあたしを知ってか、司は少しずつ腰の動きを早めながら、深めながらあたしを絶頂へと導く。



「もっと・・・・・・聞かせろよ」



あたしの唾液で怪しい光を放つ指を、司と繋がっている部分へと運ぶ。
そしてその指で、あたしの一番弱いところをゆっくりと撫で始めた。



「やっ。つ、司・・・・・・それ・・・・・・だめっ」



今まで以上に瞼に力がこもったのが自分でも分かる。
それほど、司が送り込む刺激が強くて。
一瞬、息を吸うのを忘れたくらいだ。


腰を沈めながらの繊細な指の動きに、こちらの方が関心するばかりで。
まぁ、関心してばかりではいられないんだけども。



いっこうに止むことがない行為に、一気に昇りつめていく快感。



「・・・・・・はぁ・・・・・・」



少し緩まる刺激に、そっと瞼の力を抜いた。
その仕草に再び、さっきの違和感を覚える。
めまぐるしい快楽の中で、不思議と感じる頬の張り。


それが昼間の日焼けのせいだと理解するまでに、今度はそんなに時間はかからなかった。



優しく撫でられる場所が熱を持っている感覚。
そしてその奥からは、留まることがないように溢れ出すもの。




きっと、これには終わりがないんじゃないかっていつも思う。
司が触れている限り、ずっと溢れ続けるんだ。



司の指が優しく動くたびに、微かな音をたてるそれに頬を染めながら。
終わりがないことを、こっそりと願う自分。



不意に司の動きが止まると、ゆっくりと体を返される。
そっと背中を這う舌の感覚に、あたしの指はシーツを握りしめることしかできなくて。
シーツに押し付けた頬が、すこしヒリヒリとする。



今まで司が納まっていた場所に、何もないことが寂しくて。
司の手があたしの脚を広げ、再び押し入る感覚に、恥ずかしいのだけどホッとする。



司と繋がることで感じる幸福感。



それはヘンな意味ではなく、心も気持ちよくなれるもので。
さっきの2人、繋がった影を見た時のような感じ。


ちいさな幸せ。



あたしの体とピタリと重なるように、シーツを握る手をそのまま司の手で包まれた。
それは、いつも以上に熱を持っていて。



少し、日に焼けたせい?



初めは緩やかな動きが、徐々に力強くなってゆくたびにやっぱり、声を押し殺すことができなくて。
少しだけ、吐く息と共に声を漏らす。



「・・・・・・お前。いつもより・・・・・・体、あちーな」



少しだけ苦しそうな司の声に、まったく同じことを思ってたんだ、なんて思って。



またまた幸せを感じてしまったり。



苦しそうな声のワリに、動きは激しさを増す。



「つ・・・か・・・さっ」



あたしはたまらず、名前を呼ぶ。
じゃないと、あっさりと極みまで追い詰められて。



「つか・・・さ・・・」



それでも、動きを緩めない司にあたしはとうとう、堪えきれなくなって甘い声をもらす。



「んっ・・・つ・・・かさ・・・も、ダメッ」
「もうちっと、待って・・・ろ・・・・・・」



それだけ言うと、あたしの手を包み込む司の手に力が込められた。
途端に疼く、胸の奥。





相変わらずの快感に逆らうことができないのだけど。
司がしっかりと握ってくれている手がすごく嬉しくて。





小さな幸せが重なって、大きな幸せになるのかも。
なんて思ってて。



だったら、やっぱり小さな幸せがたくさんのほうがイイや。
なんて思った瞬間、一際高い声が出る。



そして、そのままシーツを握っていた指から力が抜ける。
少し遅れて、司も長いため息のような息を吐くと、あたしに重ねた掌から力が抜けるのが分かった。













しばらく体を重ねたまま、痺れるような余韻を残す感覚に酔っていると耳元に司の口唇が触れる。
そこからゆっくりと伝う、司からの汗が流れ落ちる感覚。



さっきも、この汗を見たっけ。
司の広い背中から見上げたこめかみに、夕陽を反射させながらキラリと零れ落ちた一粒。

夕陽に反射したそれは、今はあたしに移り、月光を反射する。





あたしは、昼間の司と今の司を思い比べて苦笑する。

このお坊ちゃまは、自転車なんて乗ったことあったのかしら?
明日、筋肉痛になってなきゃいいんだけど。



「なに笑ってるんだよ」



耳元で零された声に思わず首をすくめる。




今度は瞼を下ろしても、力がこもらないのを少しだけ、ほんの少しだけ残念に思いながら。





おしまい







■■■■■アトガキ■■■■■

この人なにしてんだろうね。
うがががががが。ごめんなさい(><)
私、やらなきゃならないことがあればあるほど、違うことがやりたくなるひねくれ者なんですッ。
天邪鬼なんですッ。

しくしくしく。

ルイルイバースデー話出来上がってないというのに。のに。
あと、2週間しかないのに。のに。

しくしくしく。

表のさくらしゃんのキリリク66666の夜の出来事です。
司ってば、昼も夜も足腰使って・・・。
絶対明日筋肉痛だよねー。
うしゃしゃしゃしゃしゃ。

すいませーん!ココにオヤジが一人紛れ込んでまーす!

2004,3,16   momota



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